前置きが長くなりましたが、そんなわけで「
kobo glo HD」を買っちゃいました。
kobo電子リーダーは3機種あるけど、お風呂で読む気はないし防水とかいらないので一番下の機種で。
ぱかっ!
サイズ感も文庫本サイズでちょうどいいですね。
ではさっそくセットアップを・・・の前に、「
kobo glo HD」を選ぶにあたって一番の懸念点は内蔵メモリが4GBしかない事だったのですが、色々と調べてみるとどうやらただ内部に4GBのmicroSDが刺さってて、システム領域含めてそこに書き込まれていると。
それを容量大きいものを用意して入れ替えればいいとの情報だったので踏み切る事ができていました。
なのでまずはmicroSDを換装しちゃいます。
microSDは家に余ってた32GBの「
Transcend TS32GUSDU1PE」を使用しました。
(入れ替えは使い始めててからでも同じ手順で問題なく移行できると思います。)
microSDカードの取り出し
micro SDを取り出すには裏蓋を開けるしかありません。
ぱっと見、裏蓋と本体には隙間がないのですが、爪や薄くて硬いものを頑張って差し込めば何とか浮いてきます。
鋭利すぎなものを使うのはオススメできません。
開けていくのはmicroUSB端子の所がおすすめ。
雑にやると爪を折りかねないので自分はギターのピックを使って地道にちょっとづつスライドさせながら開け切りました。
裏蓋を外すと基盤とご対面できます。
赤点線で囲ったところがmicroSDカードになりますので引っこ抜きます。
microSDカードデータのバックアップ
まずは元々刺さっていたmicroSDカードからシステム領域を含むデータを抽出します。
データを抜き出すには「
Raspberry Pi 3 OS導入から組み立て。」でも使った「
DD for Windows」を使います。
まずは抜き出したmicroSDカードをPCに挿します。
この時、フォーマットを求められる場合がありますが、
絶対にしてはいけません。キャンセルしましょう。
「DD for Windows」を
管理者権限で起動します。
起動後、「ディスク選択」からmicroSDカードを指定、「ファイル選択」からバックアップ先とファイル名を指定します。
指定できたら「>> 読込 >>」を選んでバックアップを開始します。間違っても「<< 書込 <<」を選んじゃダメです。
読込中の進行バーが進み出すので暫し待ちます。「読込が完了しました。」となれば完了です。
バックアップ後はmicroSDカードを取り出して保管しておきましょう。
新しいmicroSDカードへ書き込み
続いて入れ替える新しいmicroSDカードをPCに挿します。
フォーマットはFAT32でないとダメだと思いますので必要に応じて実施します。(用意したものは最初からFAT32でした)
同じように「DD for Windows」の「ディスク選択」から新しいmicroSDカードを指定、「ファイル選択」から先程取ったバックアップファイルを指定します。
そしてここでは「<< 書込 <<」を選択します。
書き込みしようとすると書き込み先のディスクよりイメージファイルのサイズが小さい旨の警告が出ますが、「はい」を選択します。
ディスクへの書き込み確認が出ますのでここでも「はい」を選択します。
更にディスクサイズが4GBを超えているとしつこく警告が出ますが、同様に「はい」を選択して進めます。
ようやく処理が開始されるのでバックアップ時と同様に「書込が完了しました。」となるまで待ちます。
完了したら次はパーティションの拡張を行います。
新しいmicroSDカードのパーティションサイズ拡張
DDでバックアップ/リストアすると大きいサイズのディスクに移しても元々のパーティションサイズが保持されてしまいます。
なのでパーティション拡張処理を行ってやる必要があります。
パーティション操作には「
MiniTool Partition Wizard Free Edition」を使用しました。
フリーなのに高機能です。
ダウンロードは上記のリンクの「Download Now」からできます。
別ソフトのページも開く場合がありますが閉じちゃって下さい。
ダウンロードしてインストールできたら「MiniTool Partition Wizard Free Edition」をこちらも
管理者権限で起動します。
起動してきたら「MiniTool Partition Wizard Free」と書かれているところのイラストを選択します。
メイン画面が開きます。
ディスクが並んでいるところからmicroSDカードの「KOBOeReader」となっているパーティションを選択状態にします。
(3.2GBでオレンジになっている部分です。)
上部のアイコンから「Move/Resize Partition」を選択します。
「Move/Resize Partition」画面が開くので、パーティションサイズをスライドさせて最大まで拡張し、「OK」を選択します。
変更を反映させる為、上部のアイコンから「Apply Changes」を選択します。
反映していいか確認を求めてきますので「Yes」を選択します。
処理が開始されるので暫く待ちます。
完了するとポップアップが出ますので、「successfully」である事を確認し「OK」を選択します。
これで新しいmicroSDカードの準備は完了となります。
kobo glo HDに新しいmicroSDカードを挿入し、無事起動すれば移行完了となります。
(一応、裏蓋を取り付ける前に起動確認は行っておく方がいいです。面倒だし。)
これで初期セットアップを進めました。
初期セットアップ時に何度やっても無線LANが繋がらず、結局パソコンと接続してセットアップしましたが、終わったら勝手に繋がってました。
その後は特に問題なくWiFiでのダウンロードもできているし、何だったんだろ。
初期セットアップ後、「設定」⇒「デバイス情報」の「内蔵ストレージ」欄を確認すれば拡張されているか実際に確認できます。
実際に少し使ってみた感想は操作感とか、画面が切り替わる時の電子ペーパー特有の反転とかもまだ慣れないけど、文字は読やすくていいですね。バックライトもあるし。
ページを捲る感覚が好きなので物足りなさはあるけど軽いので持ち運びも楽だし、外で読むのが捗りそうです。
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